「つしま青空教室」で学んだ対話と心の大切さ – 対馬の未来を考える一日

2024年9月14日、「つしま青空教室～対馬みらい会議～」に参加しました。このイベントには、関西からの企業の人たちや、地元の大人や子どもたちが集まって、対馬の自然や文化について学び、交流を深めること、そして対馬の未来について考えることが目的でした。

最初のウォーミングアップは私たちが担当し、「仲良しビンゴ」を行いました。より多くの人と関わり、相手の好きなことを聞いていくようなワークです。ビンゴになった人1位から3位までは賞品も準備をしており、皆さん真剣に、そして楽しそうに取り組んでくださいました。

私たち対馬ビルサービスメンバーも、1位を目指して本気でがんばりました！

ウォーミングアップでリラックスしたところで、対馬でガイドをしている鍵本さんから、対馬の魅力についてお話を聞きました。島の自然や、鍵本さんが子どものころの思い出話はとても印象的で、私たちは対馬の美しさと歴史を改めて感じました。暮らしていても知らないことはたくさんあるのだなと気づきました。

その後、和歌山県田辺市で地域創生の活動を行っておられる株式会社高垣工務店　代表の石山登啓さんとTETAU事業協同組合　代表の山本 賢さんにバトンタッチ。最初に、脳の仕組みについて話をしてくださいました。否定的な言葉を使い続けると、物事がうまくいかなくなり、逆にポジティブな言葉を使うと未来が明るくなるというお話を聞いて、普段使っている言葉が、未来にどんな影響を与えるかについても考えさせられました。

言葉の大切さを学んだ後は、「対話のフォークダンス」というワークショップを行いました。これは、2人一組になって、4つのテーマについて交互に1分ずつ話し合うというものでした。たとえば、「あなたにとって大切なものは何ですか？」というような問いについて、相手が話している間はしっかり耳を傾け、その後フィードバックをする形で進められました。

子どもたちはとても素直に自分の考えを話してくれて、そのピュアな意見には私たち大人も感動しました。特に小学4年生の女の子が「対馬に残したいものは『心』です」と答えた瞬間は、会場全体が静まり返りました。「どんな心？」と問いかけられると、「優しい心」と小さな声で答えました。大人でも簡単に口にできないようなその言葉の深さに心を打たれました。

このワークでは、子どもたちと大人が同じ目線で話し合い、相手の話をしっかり聞くことの大切さを実感することができました。話すだけでなく、相手の話を受け止めることが、対話の本質だということに気づかされました。

今回の青空教室を通じて、私たちは対馬の未来だけでなく、自分自身の考え方や人との向き合い方についても多くを学びました。