たなべ未来創造塾を核とした地域創生~田辺市の現状と課題、地域創生の取り組みを学ぶ
2024年02月19日
ブログ
田辺まんぷくツアー2日目のレポート①
こんにちは。対馬ビルサービス 代表の日高泰邦です。
2024年2月2日(金)から2月4日(日)まで、和歌山県田辺市にて開催された勉強会「田辺まんぷくツアー」2日目の午前中は、「たなべ未来創造塾を核とした地方創生」をテーマに学びました。
会場は、高垣工務店の元工場を地域の方々が集まり交流する場に作り変えた「知理混場(シリコンbar)」です。汚してもいいように床はコンクリートの打ちっぱなし。これは、使う人に気を遣わせないための工夫です。舞台があって、天井にはプロジェクターやネオンランプが設置してありました。
最初にお話ししてくださったのは、たなべ未来創造塾を主催しておられる田辺市役所の入口様です。
田辺市の現状と課題をデータをもとに詳しくお話しいただきました。そして地域創生の取り組みについて、どんな活動をしているのかなども教えていただきました。
田辺市が抱える地域課題
田辺市の人口は、全国平均よりも早いスピードで減少が続いており、2040年には52,767まで減少すると予測されています。
人口減少は、「自然減」と「社会減」によって引き起こされますが、田辺市では、特に「社会減」が顕著で、高校卒業後、主に大学進学で地域を離れ、大都市圏へと転出するケースが多く見られています。
そのため、たとえ地域を離れたとしても、将来、帰ってきたいと思える地域をいかに創るかが問われています。
たなべ未来創造塾の概要
田辺市では、人口減少を起因として生じる空き家や空き店舗の増加、地域の担い手が不足するなどの地域課題の解決や、世界遺産「熊野古道」や世界農業遺産をはじめとする多くの地域資源の活用に向け、企業の営利活動との共通項を探し出し、本業を生かしてできるビジネスモデルの創出、ビジネスリーダーの育成を目指した「たなべ未来創造塾」を2016年に創設いたしました。
段階を経ながら人材を育成することにより、ビジョン構築能力、リーダーシップ、意志力、行動力等の資質の習得並びにプロジェクト創出による地域課題の解決と地域経済の活性化の実現、地域の担い手育成、CSVの醸成に向け、継続して取組んでいます。
次にTETAU事業協同組合の山本様に、お話をしていただきました。
子供たちに地域課題について考えてもらう機会をつくり、一緒にアイディアを出し合い解決へ向かうための取り組みを行っていくという活動をしておられます。
未来を担う子供たちが、子供の時から地域のことを考え、仲間と共に活動をすることで、仲間同士の絆が深まり、地域に対しての愛着も湧いてくるでしょう。その結果、この地域に住み続けたいという気持ちを持ってもらえたら素晴らしいことですね。
お二人のお話を聞いて感じたこと
田辺市の取り組みは、全国の手本とすべきものと思いました。
そっくり真似はできませんが、この学びを生かせるよう、地元の企業に伝えていきたいです。
特に高校生との連携は、何か方法がないか探っていきたいです。
教育に大人が積極的にかかわることで、子供たちも地元愛が育まれ、子供たちの活動が地域の大人たちに感動を与える!!すごい取り組みだと思いました。
教えるというより、場を提供してあげる。後は子供たちに主体性を持たせて、自らが考える。大人はあくまでもヒントをあげるくらいでちょうどよい!
大人の役割について、ずごく考えさせられました。家庭でも地域でも生かしていきたいです。
ありがとうございました。
終了後は、同じくシリコンバーでの交流会です!
学んだあとの、美味しい食事。笑いがいっぱいでした。
ありがとうございました。